数によっては、次のような考え方もありますので紹介します。
1.「ひくひく法」
いわゆる「減減法」という考え方です。
例えば、「12-3」のような計算の場合、「12」を「10」と「2」に分けて考えるのはこれまでと同じですが、「2」を取り去り、さらに「10」から「1」を取り去る方法です。
いかがでしょう。大人も時々、頭の中で、「ひいてひいて」をしませんか。数によるみたいですね。例えば、「12-4」では「2をひいて、さらに2をひいて」、「13-4」では「3をひいて、さらに1をひいて」という感じですね。
この方法だと、「繰り下がり」の感覚がやや薄れるのが欠点です。
2.筆算について
筆算は考え方を表す図の役割も併せ持っています。最後に、「34-18」のように、引かれる数の「十の位」が1以外の場合で確認していきましょう。補助数の書き方に考え方が表れます。
数字による筆算では、補助数の書き方に考え方の特徴が出ます。一の位の一番上の補助数「10」は書かないことが多いですね。私は書きたい派です。十の位の「3」は繰り下がりがありますので、斜線で消して補助数「2」を十の位の上に書きます。これは、どのような方法でも、省略はしないようですね。
以上、駆け足で「繰り下がりのあるひき算」を確認してきました。また、機会があれば、「3位数-3位数」などの繰り下がりのあるひき算などを取り上げていきます。