続いて、(2)の「(5より大きい数)+(5より小さい数)」または「(5より小さい数)+(5より大きい数)」の型を確認していきましょう。
1.「6+2型」「2+6型」
これは、「5のかんづめ」がある数と5より小さい数のたし算です。「5のかんづめ」がある、6、7、8、9の数の代表として「6」を、5より小さい数の代表としてはまた「2」を選ぶと、「6+2型」または「2+6型」と名付けられます。
0も含めて考えると、この計算の型は以下の20通りになります。
「6+0」「6+1」「6+2」「6+3」「7+0」「7+1」「7+2」
「8+0」「8+1」「9+0」
「0+6」「1+6」「2+6」「3+6」「0+7」「1+7」「2+7」
「0+8」「1+8」「0+9」
2.「タイル図」と「式と答え」
三角関係図で、「6+2型」と「2+6型」をまとめてみましょう。
まずは、「6+2型」です。
次に、「2+6型」です。
「5のかんづめ」とバラタイル「3」の位置関係は左右が逆でもよいです。答えは、「5のかんづめ」がありますから、「8」と認識しやすいと思います。
「問題文」から「式と答え」を求めるときに、思考を助けるため、「タイル図」を用いてもよいです。また、「式と答え」がすぐに求められるお子さんならば、「タイル図」を用いてなぜこのような式と答えになるのかを説明させるとよいです。
三角関係図を自由に行き来できるとよいですね。最後は、「式と答え」のうち、「式」を提示して「問題文づくり」に取り組むと、文章問題を読み解く力がついてきます。
では、次回はどちらも5より小さい数同士のたし算を確認していきましょう。