お母さんのための「なるほど算数」

お母さん方の学びに対する不安や悩みを解消し、子どもたちを算数・数学好きにするブログです!

9までのひき算(3)

 9までのひき算で、残りの型分け2通りをご紹介します。

 

 

1.「8-2型」「8-6型」

 

 この型は、「5のかんづめ」をバラにしなくても計算できる型です。下の黄色い部分になります。

 

「8-2型」「8-6型」の分布図


 具体的な計算は、
 「7-1」「8-1」「8-2」「9-1」「9-2」「9-3」
 「7-6」「8-6」「8-7」「9-6」「9-7」「9-8」 の12題が挙げられます。

 

 例えば、「8-2」のタイル操作は以下のようになります。

 

「8-2型」のタイル操作図

 

 また、「8-6」のタイル操作は次のようになります。


 

「8-6型」のタイル操作図

 

 「8-2型」「8-6型」のどちらも、イメージしやすく理解しやすい計算ではないかなと考えます。

 

2.「7-3型」

 

 最後に残った型を紹介します。下の図の黄色い部分です。共通点は、「5のかんづめ」をバラにしなければならない点にあります。

 

「7-3型」の分布図

 

具体的な計算は、
「6-2」「6-3」「6-4」「7-3」「7-4」「8-4」 の6題がありますね。

 

 この「7-3型」がなぜ難しいのかは、「9までのひき算(1)」でも紹介しましたので、ご一読ください。ここでは、計算の仕方についてもう一度ご紹介します。

 

 「5のかんづめ」を「5のびんづめ」にしてから、2通りの方法があります。

 

 1つは、「バラの2をひいて、5のびんづめからさらに1をひく」方法です。1年生に対しては「ひくひく法」などの命名がよいかもしれません。指導上は、「減減法」と言えるかもしれません。

 

「7-3型」の減減法

 もう1つは、「5のびんづめから3をひき、バラのタイル2をたす」方法です。1年生には、「ひくたす法」などがよいかもしれません。指導上は、「減加法」と言えそうです。

「7-3型」の減加法

 

 「減減法」では、「5のかんづめ」を「5のびんづめ」にした時点で、「かぞえびき」とあまり変わらなくなるかもしれません。お子さんの理解しやすい方法を認めながらも、「5のまとまり」を大切にするという点においては、「減加法」がよいかもしれませんね。

 

 今後数が大きくなってきますと、繰り下がりのひき算で、数によっては「減加法」より「減減法」で、という場面が出てくるかもしれません。あくまで、「5のまとまり」を大切にしているので、「減加法」がよいかもと言いましたが、数によって使い分ける考え方も大切にしてあげてください。頭の中で、「数の合成・分解」を繰り返すことで、数に対する感覚が豊かになってくると思います。